ここは信徒の信仰の中心であるだけでなく、以前は社会環境に応じて、ボランティア活動にも取り組んでいました。診療所、幼稚園、互助社などが設置されていました。しかし、信徒の移住や減少に伴い、約60年を経た現在、教会には神父は駐在しておらず、ミサの儀式も執り行われていません。地域の熱心な人々は教会だった場所が次第に荒廃していくことを憂い、奔走の末に「野山田工坊」を設立しました。ここでは地元の人々が手作りのパンを販売しています。本物の素材を使った独特な風味は遠くまで知られています。