1963年に建設された「十二寮天主堂」は当時スペイン風の赤い瓦屋根をもつ美しい教会でしたが、時代の変遷と信徒の減少に伴い、徐々に荒れ果て、煉瓦の構造だけが残り、雑草が生い茂る廃墟となっていました。しかし、劉淙漢と何麗梅の夫妻がこのまま荒廃することを惜しみ、10年にわたってあちらこちらを奔走し、自費で教会の所有権を取得して再建し始めました。2022年に教会は再び利用可能となり、夫妻は再建中に多くの「天使」の助けを受けて困難を乗り越えることができたことを感謝し、「天使教堂」と名付けました。当初の赤い瓦、白い壁、円形アーチの回廊、ステンドグラス、聖書の油絵などの美しい姿が再現されています。教会の外には2体の天使の彫像があり、入口には「真善美」を象徴する銅製の天使の噴水があります。内部には数多くの天使の油絵が施され、教会全体が聖なる雰囲気と祝福に満ちています。現在、教会は自由に見学することはできず、予約が必要で、ガイド付きの見学サービスを提供しています。