「2026年 インターナショナル・ツール・ド・台湾」第5ステージ「幸福台9号線ステージ」が、本日(19日)フィナーレとして開催されました。ツール・ド・台湾が花東地域で開催されるのは15年ぶりとなります。国際大会の中継を通じて、台湾東部の「田園が広がる美しい農村風景」、「青々とした山と清らかな水」、そして「紺碧の海と青空」が織りなす絶景を世界に発信し、客家集落の温かさと素朴な魅力を感じてもらうことが期待されています。
古主任委員は、ツール・ド・台湾の第5ステージは最終ステージでもあり、5つのステージの中で唯一、県市をまたぐコースだと述べました。このステージは台東県と花蓮県を横断し、全長153.71キロメートルに及ぶ大会最長のルートとなっています。レースは台東・鹿野をスタートし、北上しながら関山、池上を経て花蓮県へ入り、富里、玉里、瑞穂を通過。その後さらに光復、鳳林、寿豊、吉安など、花東地域の主要な客家集落を巡り、最終的に鯉魚潭ビジターセンターにゴールします。これにより、台9号線沿いに広がる最も美しい自然景観と人文の魅力が余すことなく披露されました。
古主任委員は、客家委員会が従来の取り組みを継続し、沿線地域の学校や団体に呼びかけて熱気あふれる応援団を結成したことに触れました。特に災害後の光復地区に対しては、「シャベル・スーパーマン」に扮したチアチームを特別に登場させ、台湾チームおよび各国の選手たちへ声援を送ったといいます。これは客家集落が持つ強靭な生命力を示すとともに、被災地域に観光の活力を取り戻すことを目的としています。また、全国の人々や世界各地からの旅行者に向けて、ぜひ花東地域を訪れ、客家集落ならではの温かさと活気を体感してほしいと呼びかけました。
花東縦谷は長年にわたり、多様な民族文化を育んできました。その中でも鳳林鎮は、台湾で初めて国際スローシティ協会の認証を受けた町であり、東部の客家集落がもつ、ゆったりとして素朴な暮らしのリズムと、スローシティ文化の魅力を存分に体現しています。今回のレースコース沿いには、広大な水田、幾重にも連なる山並み、そして清らかな渓谷の景観が広がり、自然の美しさと人々の暮らす集落文化が融合した、まさに象徴的なコースとなっています。
コース沿いには18か所の創意あふれる応援ステーションが設置され、地域コミュニティや学校、住民たちによる応援団が、客家語のスローガンや「開口獅(口を大きく開けた獅子舞)」、ユニークな仮装で選手たちに声援を送っていました。そこには、客家集落ならではの団結力と温かいおもてなしの精神が表れていました。特に花蓮・光復を通過する際には、特色ある「光復スーパーチーム」や「シャベル・スーパーマン」の姿が見られました。これは災害後に再び立ち上がった光復の人々を象徴しており、世界各地から訪れた選手たちを最大限の熱意でもって迎えようという思いが込められています。
本日午後、閉幕式が開催され、大会は鯉魚潭ビジターセンターにてフィナーレを迎えました。最終のスプリント勝負の末、ステージ優勝はカーステンセン(日本ナショナルチーム紀南所属)が獲得しました。また、各賞ジャージの獲得者は以下の通りとなりました。総合リーダーのイエロージャージはグリセル(ロット・サイクリングチーム)、ブルージャージは小石祐馬(日本ナショナルチーム紀南)、グリーンジャージはヘニンゲン(エウスカルテル・エウスカディ)、そして山岳賞のドットジャージは留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)がそれぞれ獲得しました。これにより今年のツール・ド・台湾は見事に幕を閉じました。