台湾全島には11の県と市に70の「客家文化重点発展区」があります。台湾のどこにいても客家庄を知り、客家庄で遊び、客家庄を体験することができます。各地の豊かな観光資源は大人も子供も惹きつけてやまないでしょう。本場の客家グルメに舌鼓を打ち、客家文化を体験し、旧跡を訪ねる。客家庄を深く感じる旅に、さあ、出かけましょう！
客家色満載の限定イベント！急いでメモ！
「尖炮城」とは客家語で「攻炮城」という意味です。かつては客家人たちが敵から集落を共同で守るための警告信号でしたが、後に元宵節を楽しむために競い合う行事となりました。「尖炮城」競争の他に、伝統の民俗行事も開催され、これらは参加メンバーの団結と協力が不可欠。度胸、機転、腕力も試されます。
雪は冬だけに降るのではありません。每年春から夏にかけて、桐の花の雪が降り注ぎます。静かな古道を散策すれば、白い桐の花が雪のように舞い散ります。この時期に合わせて「伯公祭儀」、花の下でのピクニック、音楽会なども開催されます。山林に分け入り大自然の美を感じながら、客家庄文化の風情に深く触れることができるでしょう。
義民信仰は台湾客家人にとって大切な民間信仰です。かつて集落を守ってくれた義民軍に感謝するため、毎年旧暦の七月、十五の客家庄では順番に盛大な祭典を執り行います。中でも新竹の新埔鎮が最も有名で、義民爺を祀るほか、にぎやかで代表的な祭祀が行われます。
秋から冬にかけての穏やかな陽射しは、干し柿作りに最適。新竹では、オレンジ色の柿が干しカゴにびっしり並んだ壮観な光景を目にすることができ、豊作を祝う満足感が自然に満ちてくることでしょう。干し柿を頬張ると柿の豊かな香りがお口いっぱいに広がります。これぞ秋の滋味。干し柿は、物を大切にする客家人の精神を代表する食べ物でもあります。
/ 写真出典：新竹県政府
「收冬戯」は客家人にとっての一大年中行事です。毎年の年の瀬、慎み深い客家人はにぎやかな戯曲を上演し、天に感謝を捧げます。伝統的な戯曲芸術のほか、て客家庄の廟会（縁日）でも戯曲が上演されます。戯曲は一つとして同じものはありません。さあ、折り畳み椅子を持ち込み、腰を据えて「收冬戯」を鑑賞しましょう！
おいしくて楽しくて大人も子どもも夢中！
ゴマ、ピーナッツなど多種のナッツと茶葉を、油がにじみ出てくるまで磨って粉状にした後、熱湯を加えて混ぜれば、香りと滋味に富んだ擂茶の出来上がりです！
/ 写真出典：膨風茶文物館
伝統の客家建築でレトロな写真を心ゆくまで！
老屋は客家人の伝統建築。建物の構造、ペインティング、インテリアなど、至るところに客家人の文化と処世観が現れています。かつては同姓または血縁関係にある人々が、ここでいっしょに暮らしていました。共に祖先を祀り、助け合い支え合っていたのです。
日本統治時代、葉タバコは経済的価値の高い商品作物でしたが、その製造工程は非常に過酷でした。そのため、勤勉で我慢強い客家人が煙草作りの主要な担い手だったのです。菸楼（煙草乾燥小屋）は主に葉タバコの燻製と保存に用いられました。その特殊な構造と外観は昔日の文化と歷史を物語っています。
范姜老屋は新屋で最も有名な観光スポットの一つです。客家の特色を備えた五棟からなる赤レンガの古民家で、中でも「第9号老屋」は市定旧跡に指定されています。「新屋」という地名の由来も范姜古民家群と密接な関係があります。歴史や旧跡に興味がある方には、客家民族の歷史を探索するおすすめのスポットです。
※一部の老屋は現在も人が住んでいるため、見学を受け付けていません。
/ 写真出典：桃園市政府文化局
桃園市新屋区中正路110巷8号
金広福公館、天水堂、慈天宮など旧跡の間にある姜阿新洋楼（洋館）は北埔老街を代表する独特の建物です。バロック様式を模した建物の外観は非常に華麗で、当時の姜家の繁栄がしのばれます。ここは外国商人をもてなした場所であり、姜阿新本人が暮らした居住地でもありました。
新竹県北埔郷北埔街10号
羅屋書院は上南片で最も規模の大きい、単一姓の集落にあります。百年を超える歷史を有する三合院建築は、羅家の栄華を伝えてきます。現在の「羅屋書院」では講座や体験活動を開催。宿泊も提供するなど、古い建築物に新しい価值を吹き込み、客家の文化と特色を推進しています。
新竹県関西鎮79号
台湾全島で密度が最も高く、保存が最も完璧な菸楼集落は、ここ鳳林にあります！菸楼建築には「大阪式」と「広島式」がありますが、鳳林の菸楼は主に「大阪式」。「大阪式」は屋根にある突き出た排煙口が台風の影響を受けやすいものの、排煙効果に優れ、独特な造形です。
花蓮県鳳林鎮大栄里及び北林里一度にたっぷりの客家もOK！
- 見学ポイント：
- 客家花香遊歩道、円楼レストラン、タバコの葉の形の演芸ホール、傘、陶芸、糍粑（もち）作り体験
- 見学ポイント：
- 大阪式菸楼（煙草乾燥小屋）、礱間展示館、傘架客家集落景観区、九香花園区、 客家藍衫（らんさん）試着体験
客家テイスト満載の老街必見ポイント！
「龍潭第一街」と称えられる三坑老街（旧市街）は台湾で最も短い老街です。映画やドラマのロケ地としても知られており、ここには素朴で慎ましい客家風情が残っています。通りには、伝統的で本格的な客家グルメの店が並び、お手頃価格でお腹いっぱいになりますよ！
永福宮、黒白洗、青銭第
関西老街（旧市街）は「石店子老街」とも呼ばれており、「台湾で最も短い中正路」と言われています。通り全体に穏やかな雰囲気が流れ、古風な赤レンガのアーケードが目をひきます。他の老街のようににぎわってはいませんが、最近では文化クリエイティブ産業が次々に進出し、アートの息吹をもたらしています。関西老街は独特の文芸青年的魅力を漂わせています。
台紅茶業文化館、旧関西分駐所、関西警察局長日本式官舎、愛情巷
北埔老街（旧市街）は清代に栄えた商業の中心です。現在では旧跡の密度が最も高い老街で、わずか200メートルの通りに7つもの旧跡が密集しています。歷史的雰囲気が漂い、ドラマ「茶金」のロケ地にもなりました。多くの客家グルメが並び、客家擂茶（れいちゃ）、石柿餅（干し柿）、粄糕（米ケーキ）などは必食です！
姜阿新洋樓、金広福公館、慈天宮、天水堂
南庄老街（旧市街）は「桂花巷」とも呼ばれます。通りの脇の桂花（キンモクセイ）の木が、目印として通りの代名詞のように使われたことからこの名で呼ばれるようになりました。ここではキンモクセイは生産されていませんが、キンモクセイを使ったグルメが南庄老街の名物となっています。桂花冰鎮湯円（冷たい白玉）、桂花ケーキ、桂花香腸（腸詰め）などぜひお試しください。
南庄郵便局、永昌宮、乃木崎、洗衫坑、桂花巷
内埔老街（旧市街）は百年を超える歷史を有する古い集落です。伝統的な客家古民家がたくさん残り、建物の壁にはペインティングが施されています。文化的な色彩が豊かで、客家風情が濃厚な老街です。
六堆天后宮、青花巷、内埔昌黎祠
