近年、人々は生活の質と環境保護の両立を求める中で、「グリーンツーリズム」が将来の大きな指標となっています。今年(2025年）、客家発展センターは国立環境研究院と協力し、6月28日から30日にかけて台湾客家文化館で3回にわたり「鉄馬行尞」低炭素文化ツアーを開催します。本ツアーは、低炭素サイクリング、文化ガイド、環境教育、観光体験を組み合わせ、惇敘堂、銅鑼窯、銅鑼茶工場などの客家集落を結び、現地での活動を通じて持続可能な理念を推進し、客家文化と自然が共生する生活の知恵を示します。
「鉄馬行尞」イベントは、「乗れば行動、文化は風景」を核心理念とし、各年齢層が参加できるサイクリング体験を提供します。コースは一般組とシニア組に分かれ、低炭素で地域の魅力を深く探ることを促します。イベントでは同時にカーボンフットプリントの記録を行ない、客家風味の食事や環境教育の手作り講座も組み込み、文化と生態の持続可能性への理解を深めます。参加者からは「初めて自転車で銅鑼を巡り、楽しいだけでなく文化と環境をより大切に思えるようになった」との声や、シニア参加者から「年齢的に無理かと思ったが、この旅は快適で充実しており、ガイドの一言一言がこの土地の物語に近づけてくれた」との感想が寄せられています。
また、台湾客家文化館では本年より環境に優しい電動アシスト自転車のレンタルサービスを開始し、訪問者に持続可能な暮らしを行動で実践できる旅の形を提供しています。さらに、7月には客家サマーキャンプやその他多数の展示・特色あるイベントを開催予定で、詳細は客家委員会客家発展センター公式サイトまたは台湾客家文化館公式Facebookページで確認できます。
