南庄エリアには客家人、サイシャット族、タイヤル族の3つの民族が暮らしています。アブラギリの花は客家人の思い出であるだけでなく、サイシャ族の人々もアブラギリの実を拾いに来ます。そのため、アブラギリによる山林経済は民族共生の精神を象徴するものであり、これこそが南庄が最も特別である点です。
桐の花祭りは南庄にとって特別な意味を持ちます。ここにはアブラギリとキンモクセイという2種類の代表的な花があり、地域ならではの特色を際立たせています。イベントでは客家集落をめぐる小旅行、文化創作マーケット、三行詩交流会などが催され、皆さんの参加をお待ちしております。
南庄桐の花音楽祭はちょうど母の日と重なり、開幕式では特別に「母への感謝カード」儀式が行なわれ、すべての母に敬意を表しました。イベントは今日と明日の2日間、南庄ビジターセンターおよび周辺エリアで開催され、雨にもかかわらず多くの人が訪れました。
音楽祭では地元のアーティストや文化人、協会、故郷に戻ってきた若者が参加し、ダンスパフォーマンスや親子体操、桐の花の木の下での三行詩交流会など、豊かな内容が披露されました。さらに、金曲賞受賞の歌姫である米莎や新世代シンガーソングライターの王喬尹がステージで歌を披露しました。また、客家集落の桐の花小旅行と組み合わせ、みんなで山をめぐって花を楽しむ企画も行なわれ、参加者は温かな祝祭のひとときの中で、母語の音楽や舞踊を鑑賞しつつ、客家集落ならではの風情も満喫しました。