春風がそよぐ中、台湾ならではの春の祭典が静かに始まります。古委員長は皆さまを山や森へと誘い、桐の花を愛で、客家の村を巡ることを呼びかけています。桐の花と客家の物語に触れながら、山林の美しさを堪能し、自然と共に生きることや持続可能性の大切さを感じ取ることができるでしょう。
今年の客家委員会による桐花祭りには、これまでになかった多くの見どころが加わっています。古委員長によると、4月19日には苗栗・三義の龍騰断橋南側で「旧山線音楽会」が開催され、複数の客家系アーティストが次々とステージに登場し、パフォーマンスを披露する予定です。桐の花を楽しみながら、客家音楽の魅力に触れることができるこの機会に、ぜひ足を運んでみてください。さらに、今年初の試みとして「みんなで桐の花の開花を報告しよう」というオンラインイベントも実施され、咲き始めた桐の花の様子をリアルタイムで撮影・共有することが呼びかけられています。まるで桐の花観察が「国民的スポーツ」となるような楽しい企画です。
また、古委員長はさらに、今年初めて「台湾全土のアブラギリ人気コンテスト」を開催すると述べました。各県市の協力により、すでに33本の桐の木がエントリーされており、ネット上で投票できるようになっています。それだけでなく、まだ知られていない桐の花スポットの情報提供も広く呼びかけており、人気が高まれば、いわゆる「金城武の木」のように、受賞した桐の木を題材に映像を制作する可能性もあるとのこと。もしかすると、最も美しい「林志玲桐の花の木」になるかもしれません。
さらに、長年続けられている「桐の花三行詩コンテスト」も今年も開催され、2024年の入選作品は台北・台中・高雄のMRT(地下鉄)構内で展示される予定です。通勤・通学の乗客も三行詩の美しさを味わえるようになっており、皆さんの心に残る桐の花祭りの思い出や温かなエピソードを、客家語の三行詩で表現することが歓迎されています。
客家委員会は各県市政府と連携し、33の桐の花ミニトリップコースと13の桐の花アート&カルチャーイベントを展開しています。その中でも、客家委員会が運営する「客庄小旅行(客家集落ミニトリップ)」公式サイトでは、質の高い旅行体験を提供し、桐の花の美しさを楽しんでもらうために、全国20カ所の桐の花スポットで開花状況のモニタリングを実施しています。また、開花予測をAIで提供する「スマート開花状況予測」機能も備えており、利用者はリアルタイムで桐の花の見頃情報を把握することができ、心躍る桐の花旅がより快適にスタートできます。
さらに、桐の花を鑑賞したり、客家集落を巡ったりするだけでなく、客家の芸術文化活動を体験し、桐の花の美学を楽しんでもらうために、客家委員会は70の地元業者と連携し、「桐の花祭り限定の特典付き店舗」を展開しています。これにより訪れた人々は客家集落ならではの特色ある商品をお土産として持ち帰ることができます。詳しい情報は、Facebookページ「桐の花祭り Tung Blossom Festival」および「客庄小旅行(客家集落ミニトリップ)」の公式サイトをご覧ください。