今年の桐の花フェスティバル関連イベントは5月中旬まで開催されます。「尋找記憶裡的那一抹白(記憶の中のあの白を探して）」というテーマで、客家委員会と台湾全土の14県(市)で合同開催します。
桐の花フェスティバルは長年開催されてきており、すでに台湾の人たちにとっては季節の祭典となっています。楊主任委員によると、毎年客家委員会では客家集落にある歴史ある土地公廟を見つけ、大地と山と川に敬意を表します。この二年間はイベントのスタイルを変え、大型の賑やかなイベントではなく、仲の良い友人たちと一緒に桐の花の下で自然の美を眺めることを推奨しています。こうした体験を通して桐の花の観賞文化が根付くことを願っており、桜の花が咲いたら大勢の人たちがお花見をするように、アブラギリの花が咲いたら自然と観賞するようになってほしいと思っています。
2022年からスタートした「桐の花フェスティバル」の名前には「客家」という二文字はありません。世界的なSDGsの目標に合致し、「山林を来た時よりも美しく」という精神を実践し、「グリーンツアー」、「地方創生」、「客家文化」という三大価値を掲げ、誰にでも開かれ、かつ長期的なイベントにしています。同時に、「客家の人々の天を敬い、人を愛し、モノを大切にする精神を伝える」ことを桐の花フェスティバルの中心的理念としています。儀式のスタイルを通して「桐聚道」という花見哲学を作り、桐の花観賞を「桐の花を道しるべとして、人と人、人と自然、信仰と客家文化との関わり方」に昇華させています。これにより台湾の歴史文化的特色のある花見哲学が形成されます。展示では「花に祈り、花を求め、花を集め、実を結ぶ」という4つのステップに分け、異なる順序と空間で山林に訪れる行楽客の方すべてに人とモノ、人と環境との対話を作り出しています。人と土地、産業の新たな関係を構築しています。
また、客家委員会の「客家集落ミニトリップ」というサイトでは一般の方々に質の高い旅行体験を提供し、桐の花の美しさを分かち合ってもらうようにしています。今年度は新たに 10ヵ所の桐の花の景観スポットで開花モニタリングをすることになりました。合計、台湾全土で 20 か所あります。これは花の開花状況をスマート予測し、行楽客の方が桐の花の開花情報をリアルタイムで把握できるようにしています。台湾全土の35の桐の花ミニトリップと合わせ、多元的なコースの選択を提供しています。自然生態、登山歩道からサイクリングツアーまで、異なる行楽客のニーズに合わせ、一般の方々がベストな花見の時期を選べるようにしています。早めに旅の行程をプランニングし、美しい桐の花の旅ができるようにしましょう。「花に祈り、花を求め、花を集め、実を結ぶ」という4つの異なるステップの中で、行楽客の方に人と環境との対話を体験してもらうため、客家委員会では4月23日に苗栗の獅潭、5月7日に新竹の横山で桐の花体験イベントを開催します。行楽客の皆様はぜひお申し込みください。同時に、今年のイベント期間中は様々なコラボ商品を出す予定です。モスバーガーとコラボしたフルーツジュースの数量限定セット、「隆源餅行」による北埔ミカンのギフトセット、および「大山北月」による氷砂糖と桐の花で蜜漬けした柑橘チップなどの桐の花関連コラボ商品を販売しています。関連情報はFacebookの専用ページ「桐の花フェスティバル Tung Blossom Festival」および「客家集落ミニトリップ」のサイトでご検索ください。
