移至主要內容區
選單按鈕

客庄小旅行

:::

【新竹の遊び方】時間の積み重なりを感じながらディープな文化を探索 - 新竹市街の客家をテーマにしたミニトリップ|東区+竹北:黒金町&金山面を歩き、いつもとは異なる新竹へご案内!

作者 : 果子の足跡
新竹

晩春の新竹は濃厚かつ清らかな空気に包まれています。

そよ風が物語の香りを運んできてくれます。

竹蓮寺傍にある黒金町へ足を踏み入れると

黒瓦の屋根が低い日本家屋と福建南部式の赤レンガ建築が入り交じっています。

金山面市場の喧騒に耳を傾けてみましょう。

紅麹、福菜(からし菜の漬物)、米を用いた客家の伝統的な食べ物などを売る声が聞こえてきます。

5月は暖かいですが、まだ肌寒さを感じる時があります。

ここでは温かな陽光を感じられるでしょう。
新竹は馴染みがありながらも、まだ知らないことがたくさん隠れた街です。


本文は以下の順序に従って書いております。読者の方はこれを参考にしてお読みください。

  1. 前書き:新竹旅行,ゆったりと余韻のある長いエッセー
  2. 新竹市街 (東区、竹北) 客家集落へのミニトリップルート
  3. 新竹市街の客家集落の景観スポット/おすすめグルメ:
       3-1. 産業とエスニックグループの高度が統一した輝かしい歴史:黒金町
       3-2. 五月にアブラギリの花びらが雪のように舞う中でのんびりと森林浴:十八尖山桐花広場
       3-3. 台湾近代史の縮図:金山面
       3-4. 時代の積み重なりと厚みのある文化:竹北の客家文化と伝統家屋の保存エリア
  4. 新竹市の客家集落ミニトリップ、旅行後の感想。


1. 前書き:新竹旅行,ゆったりと余韻のある長いエッセー
新竹驛

春の終り頃の温かくもまだ肌寒い時、駅の改札口を出ると、キラキラと輝く日差しが感じられました。人々が行き交う見慣れた光景、記憶がまだ新しい路地、顔に吹く風には今でも懐かしい街の匂いが漂ってきます。ここ新竹には8年暮らしたことがあり、ほぼ「家」と呼べる都市になりつつあります。

新竹驛 景色

新竹旅行と言えば、多くの地元の人たちの答えと一致するかもしれませんが、城隍廟、護城河公園、巨城百貨、もう少し遠くを言えば、青青草原、香山湿地、司馬庫斯(スマクス)が挙げられます。新竹にはこうした様々な美しい風景がありますが、日々、普通に暮らすことが習慣になっていると、なかなか深く探索できていないところもあります。

新竹地理定位概念圖

皆さんもご存知のように、西部の新竹、苗栗地区は台湾の客家系住民が多く暮らす地域であり、とりわけ賑やかな新竹市街は客家人口の比率が 1/3くらいを占めます。しかし産業の発展や都市の進化により、新竹市街の客家文化は山線の「北埔、竹東、芎林、峨眉」などのエリアに比べると目立たない存在かもしれません。

新竹 日常街景

街の雰囲気を味わいながらじっくりと散策すると、日常の様々な場所に色々な種類の客家の歴史や要素を見出すことができます。これらの文化の痕跡は長い時間眠っていた宝蔵のようであり、旅人が発掘し、体験するのを待っています。今回、果子は新竹市街、東区から竹北まで延びる「客家」をテーマにした旅行コースをご紹介します。皆様をこれまでとは異なるディープな新竹の旅へご案内します。


2. 新竹市街 (東区、竹北) 客家集落へのミニトリップルート
新竹市街の客家日帰りコースは

本文で紹介されている新竹市街の客家日帰りコースは、主に三つの大きなエリアに分かれてます。駅裏周辺の「黒金町」一帯、サイエンスパークに近い「金山面」周辺、および竹北の客家文化と伝統家屋保存エリアです。どのエリアもおよそ 2~3時間で見て回ることができ、最後は台鉄新竹駅から高鉄駅へ行き帰ることができます。

コース:
台鉄新竹駅到着 黒金町周辺 十八尖山桐花広場 金山面周辺 竹北の客家文化と伝統家屋保存エリア 高鉄新竹駅から帰路へ

3. 新竹市街の客家集落の景観スポット/おすすめグルメ:
3-1. 産業とエスニックグループの高度が統一した輝かしい歴史:黒金町
黒金町 路標

駅周辺は都市における政治経済の発展の中心であることが一般的であり、多くの集落が駅中心から外に向かって広がっています。あの年代、台鉄では客家籍の公務員は通勤に便利なように駅裏に住居を構えることが少なくありませんでした。時代の変遷によりこのエリアは徐々に客家人の同じ職業の方たちが暮らす集落となり、「黒金町」と呼ばれました。

街並みの風景

「黒金町」の由来に関しては諸説あります。その一つがかつて汽車の動力が「石炭燃料」であり、火を起こすのが容易ではなかったからというものです。旧新竹扇形倉庫では停車時も炭火を消さず、このため、駅周辺の建物は煤で真っ黒になったとのこと。これにより「黒金」と呼ばれるようになりました。現在、都市の急速な発展と、産業と職業の変化、多様な民族の移住と融合により、昔のように個性的な集落はあまり存在しませんが、ここには多くの客家文化が残されています。黒金町も新竹の都市と鉄道の発展の歴史における重要な存在となっています。

大橘井薬粧
大人気となった薬局:大橘井薬粧

從竹蓮街地下道走出來後,首先會看到在右側的「大橘井藥妝」,過去網路和經銷通路並不像如今的普及,因此在那個年代,許多成藥廣告都會將大橘井藥妝店列為指定購買通路,甚至有了「觀音亭,隧道口,橘井藥房」的口號,這不僅象徵著大橘井藥妝店在當地的知名度,也間接引出黑金町的盛況與繁榮。

観光スポット情報
大橘井薬粧
  • 住所|〒300新竹市東区竹蓮街142号
  • 連絡先電話|035223985
  • 営業時間|毎日 08:00–22:00
竹蓮街
油飯(おこわ)とおしろい産業が集まるエリア:竹蓮街

前へ向かって歩き続けると、目に入ってくるのは駅裏にある賑やかな「竹蓮街」という通りです。ここは交通の要衝であり、付近にはお線香の煙が絶えない竹蓮寺があり、車やバイクの行き来で賑わっています。竹蓮街の商店は主に「油飯(おこわ)」、「香粉(おしろい)」、「祭祀用品」を販売しています。これらの商品は地元の人たちの生活に欠かせないものです。著名な「豊谷油飯」と「協成油飯」はここが発祥です。地元の人々と行楽客のお気に入りの店であり、新竹駅裏周辺で欠かせない特色ある文化の一つとなっています。

観光スポット情報
豊谷油飯
  • 住所|〒300新竹市東区竹蓮街172号
  • 連絡先電話|035223047
  • 営業時間|07:30–18:30 (週末は早めの17:00に営業終了)
  • オフィシャルサイト|ここをクリック
丸竹化粧品店
黒金町と強烈な対比である「白粉」産業:丸竹化粧品店

黒金町はおしろい店以外に、昔は数多くの「白粉店」がありました。白粉とは昔の化粧品の総称であり、「黒金」と大きな対比をなしています。大部分の白粉店は現代化されたドラッグストアのチェーン店に取って代わられてしまいましたが、それでも路地には「丸竹化粧品」のような老舗を発見できます。

観光スポット情報
丸竹化粧品店
  • 住所|〒300新竹市東区竹蓮街197号
  • 連絡先電話|035-224041
  • 営業時間|平日 8:00~18:00、休日9:00~18:00、毎月不定休
  • オフィシャルサイト|ここをクリック
源珍醤油
80 年の歴史をもつ伝統の美味しさ:源珍醤油

丸竹化粧品の向かいにはかつて「新竹市十大お土産品」の一つに選ばれ、80 年の歴史をもつ「源珍醤油」があります。

観光スポット情報
源珍醤油
  • 住所|〒300新竹市東区西大路221号
  • 連絡先電話|035222973
  • 営業時間|08:00~12:00、13:00~16:30、土日定休
  • オフィシャルサイト|ここをクリック
竹蓮寺
黒金町の信仰の中心:竹蓮寺

次に黒金町の信仰の中心へ訪れてみましょう。ここは 240 年の歴史がある「竹蓮寺」です。竹蓮寺の最初の名前は「観音亭」で、主に観世音菩薩が祀られていました。その外観の最大の特色は「石板條地坪」であることで、現在も昔ながらの木造の構造や、梁や柱に施された絵画、石彫刻、交趾陶(焼き物)などが見られます。素朴ながらも優雅な建築スタイルに驚かされることでしょう。

竹蓮寺 信者

毎年七夕の季節になると「七娘媽節」が催され、竹蓮寺の盛大な行事の一つとなっています。無数の信者が参拝に訪れます。ここでは地元住民の敬虔な信仰が見られるだけでなく、竹蓮寺が地域においてどれほど重要な地位と文化的価値をもつかが分かります。

観光スポット情報
竹蓮寺
  • 住所|〒300新竹市東区竹蓮街100号
  • 連絡先電話|035628188
  • 営業時間|毎日 05:00–22:00
  • オフィシャルサイト|ここをクリック
竹蓮里の伝統集落にある古い井戸
村人の生活用水の水源:竹蓮里の伝統集落にある古い井戸

竹蓮寺そばの小道を進むと、日本式の低い黒瓦屋根と福建南部様式の赤レンガ建築が入り交じる場所に出ます。まるでタイムトンネルを通り抜けたかのような気持ちになり、在りし日の記憶が蘇ります。路地の中で特に人目を引くのは竹蓮寺後方の古い井戸です。ここはすでに百年の歴史をもち、かつては地元住民たちにとって主要な水源でした。今は封鎖されていますが、いくつもの歳月と古老の物語を封じることはできません。古い井戸のそばに立つと、昔の住民たちの喧騒と生活の音が聞こえてくるかのようです。

観光スポット情報
竹蓮里の伝統集落にある古い井戸
  • 住所|新竹市東区南大路338巷29号,24.799233, 120.970575 (googleで直接「竹蓮里傳統聚落古井」と検索)
  • 営業時間|24 時間開放
南壇大衆廟
異国の地での動乱と悲劇の記録:南壇大衆廟

竹蓮街をさらに進むと「南壇大衆廟」に到着します。清国時代、海を渡って台湾へやってくる人たちが増えるにつれ、民族間の衝突が激しくなり、中でも特に「分類械鬥」と呼ばれる閩南人(ホーロー人)と客家人の争いが頻繁に起こるようになりました。

南壇大衆廟 內部

これを鑑み、地元では戦いで亡くなった人たちの霊や、異郷の地で亡くなり、身寄りのない魂を祀るため、大衆廟を建てました。南壇大衆廟は地元住民にとって生活の一部であるだけでなく、歴史の証人でもあり、過去に起こった動乱と悲劇を記録しています。

観光スポット情報
南壇大衆廟
  • 住所|〒300新竹市東区竹蓮街50号
  • 連絡先電話|035230904
  • 営業時間|毎日 06:00–21:00
  • オフィシャルサイト|ここをクリック
竹蓮市場
台湾初の「現代化された」伝統市場:竹蓮市場

竹蓮寺周辺の賑わいは日に日に増し、線香屋や露店などの関連産業が集まり、南壇大衆廟一帯まで広がっていました。しかし、こうした繁栄は地元の交通に影響を及ぼすようになったため、政府は状況を改善するため、「竹蓮市場」の建設を決めました。

客家 食材

竹蓮市場はエアコンとエスカレーターを備えた台湾初の「現代的な」伝統市場であり、同時に台湾最大の客家人の販売業者が集まっている市場でもあります。外周には新竹の他地域から訪れた多数の客家人が野菜を運び、販売している姿が見られます。物資が欠乏していた昔、客家の人々は倹約的な性格を身につけ、農地で簡単に手に入る食材を主食にしていました。米、野菜、豆腐などを使った食べ物がメインでした。

たとえば福菜(からし菜の漬物)

そのほか、竹蓮市場内では数多くの客家の定番グルメを見つけられます。たとえば福菜(からし菜の漬物)、湯圓(お団子)、水晶餃(水晶のように透き通っている焼き餃子)、草仔粿(草餅)、紅糟(紅麹)など。食材以外にも竹蓮市場にはイートインコーナーや食堂があります。ここでランチに客家グルメをいただき、次のスポットへ進みましょう。

観光スポット情報
竹蓮市場
  • 住所|〒30061新竹市東区竹蓮街15号
  • 連絡先電話|035620628
  • 営業時間|毎日 06:00–14:00
  • オフィシャルサイト|ここをクリック

3-2. 五月にアブラギリの花びらが雪のように舞う中でのんびりと森林浴:十八尖山桐花広場
桐花

黒金町を離れ、「金山面」へ向かう途中には新竹市街で最も重要なミニ百岳である十八尖山を通り過ぎます。十八尖山の旧名は「虎頭山」で、日本統治時代には周辺がすでに森林公園となっていました。第二次世界大戦期には防空機能をもつ要塞となり、現在は地元の人たちがハイキングや散歩をするのにベストなスポットとなっています。公園内には歩道が完備されており、道路沿いでは豊富な自然生態が見られます。傾斜も緩く、最高地点の「介寿亭」に登るのもそれほど労力を要しません。

アブラギリ

公園全体の植物は相思樹がメインで、さらに三月にはツツジが咲き、五月には客家を代表する「アブラギリ」も見られます。

十八尖山桐花広場

今回、果子が訪れた時、宝山路の入り口から進み、まず最初に目にしたのは「十八尖山桐花広場」でした。アブラギリの歩道をゆっくりと歩きながら、燦燦と陽光が降り注ぐ道路できた陰を楽しみました。五月になると、アブラギリの花が雪のように降り注ぎ、その中をゆっくりと森林浴するのは何とも気持ちがよいものです。

観光スポット情報
十八尖山桐花広場
  • 住所|〒300新竹市東区宝山路312号
  • 営業時間|24 時間開放

3-3. 台湾近代史の縮図:金山面
金山街

「金山街へご飯を食べに行きませんか?」。これは学生時代、放課後に同級生の間で最もよく耳にしていた会話です。しかし現在の金山区は百年前の「金山面」とは異なり、知っているようで全く知らないような不思議な感覚を覚えます。時を 200 年前に戻しますと、金山面地区は元々は原住民族の狩猟場で、鹿を獲るのをメインとしていました。これは清国時代に「土牛溝」が設立されるまで続きます。ここは平埔族(平地に暮らす原住民族)の人々の耕作地であり、客家の人々もここから開拓を始めました。後に清国時代に「金山寺」が中心となり、金山面の祭祀圏範囲が区画されました。これが現在の金山面生活圏の雛形となっています。

紙燈籠

開墾や発展の歴史に伴い、ここには異なるエスニックグループが次々と移住してきました。その結果、部族間の械鬥(争い)や衝突が増えていきました。金山面は当時の部族間の械鬥(争い)や抗日運動の古戦場となりました。移民たちは祖先たちの元々の出身地をアイデンティティとしていましたが、戦後は地域へのアイデンティティに変わり、閩南人(ホーロー人)や客家人は共同で金山面を開発し始め、エスニックグループも多元的になっていきました。その後、新竹科学園区の設立により大部分の面積は工業区に変わりました。金山面はこのような変遷を経て、今私たちが見ている「金山」区へと変わりました。

街景

現在の金山面一帯は原住民族、客家人、閩南人(ホーロー人)など、異なるエスニックグループの文化的要素が融合しています。歴史の痕跡と現代の発展が多様な社会の姿を現しています。昔の部族間の械鬥(争い)から抗日運動、そして現在のハイテク産業都市への変化の過程で、金山面は台湾社会の変遷を見守ってきました。これは生きた文化的指標であり、ここが豊富で複雑な歴史をもつことが分かります。間違いなく台湾近代史の縮図と言えるでしょう。

開台金山寺
金山面の客家人の信仰の中心:開台金山寺

金山面を訪れたら開台金山寺から散策を始めましょう。金山寺は 1853 年に創建され、最初は「香蓮庵」と呼ばれていました。後にリニューアルと改名が何度も行われ、最終的に日本統治時代に「金山寺」または「客家人寺」と定められました。ここは地元で160 年の歴史をもつ客家人にとって重要な信仰の場となっています。

信者

ここの寺廟は竹蓮寺と同じく、主に観世音菩薩が祀られています。かつて監獄として用いられていたこともありました。金山寺の廟そのものは日干し煉瓦を主な建材として使用しており、荘厳な雰囲気を纏っています。しかし現在はリニューアル工事中で一部は柵で覆われています。ともあれ、寺廟の中では到るところに歴史の重みが感じられます。

観光スポット情報
開台金山寺
  • 住所|〒300新竹市東区金山寺路201号
  • 連絡先電話|035780566
  • 営業時間|24 時間開放
  • オフィシャルサイト|ここをクリック
集福宮
客家人の伝統的な信仰とサイエンスパークでの風習:集福宮

金山街の心臓部にあたる「集福宮」。その名は多数の伯公が共同で祀られていることを暗に示しています。かつてここは「上庄伯公」があった場所で、新竹サイエンスパークの第三期の建設に伴い、合計六体の福徳伯公がここに移されてきました。これが現在の「集福宮」となっています。

集福宮 クローズアップ写真

面白いのはサイエンスパークが完成した後にこのような信仰が始まったことです。伯公を参拝するのは彼らの習慣の一種となっています。生産ラインで事故や作業停止などが起こると、ここ集福宮 (または付近のその他の伯公廟) へ祈りに訪れます。そうすると、機器や工場がスムーズに動くようになると言われています。

観光スポット情報
集福宮
  • 住所|〒300新竹市東区金山十一街11-1号
  • 連絡先電話|035775512
  • 営業時間|24 時間開放
看板
集展覽センター、図書館、伝統市場が一体化した綜合ビル:関東市場綜合ビル

サイエンスパークの開発により数多くの客家集落が移転させられました。しかし金山面にはディープな客家文化が多数残されています。例えば、客家の赤レンガ建築が取り入れられた特色ある「関東市場」の中では多種多様な本場の客家美食を味わえます。客家の鹹豬肉(塩漬け豚肉)や伝統的な米でできた食べ物、客家粄(米でできた太麺)などがあります。

客家 美食

市場の中を進むと、屋台の人々は親しみのある客家語で互いに呼び合っています。まるで一句それぞれが客家人の奮闘の歴史を物語っているかのようで、到るところで濃厚な客家風情が感じられます。

観光スポット情報
関東市場
  • 住所|〒300新竹市東区関東路23巷1之1号
  • 営業時間|每日 06:00〜12:00、月曜休み
客家をテーマにした図書館

関東市場は関東橋付近に位置し、新竹市と竹東地区の交通の要所となっています。このため、ここにはいつも屋台が集まっています。時代の変遷により関東市場も徐々に現在のような「関東市場綜合ビル」へと生まれ変わっていきました。

客家をテーマにした図書館 藏書

関東市場綜合ビル1階は伝統統市場で、3階は「客家伙房合院(客家伝統家屋)」の間取りでデザインされた「客家をテーマにした図書館」があり、4階はシーズンごとに異なる客家関連の展覧が催される「新竹市客家会館」があります。どの階も客家文化を深く理解できるベストスポットとなっています。

観光スポット情報
新竹市図書館関東分館
  • 住所|〒300新竹市東区関東路23巷1-1号3F
  • 連絡先電話|035783621
  • 営業時間|每日 09:00–17:00、月曜休み
新竹市客家会館
テーマ性のある布展示を通して客家文化を学ぶ:新竹市客家会館

新竹市客家会館 (関東市場綜合ビル4 階)を訪れると、異なるテーマの展覧を通して客家文化の多様な姿を知ることができます。このほか、地域の料理教室に参加すると、客家料理の作り方を学べるのと同時に、食材を客家語でどのように発音するかを知ることができます。果子が今回ここを訪れた時にはちょうど客家美食をテーマにした展覧を見ることができました。生き生きとした写真と文章で客家人の飲食習慣を表現しています。さらに「地元の食材を使ったシンプルで独創的な料理」や「味付けも重視する」といった特色を強調しています。同時に、簡単な調理技術でどこにでもある食材を美味しい客家料理に変化させられることを展示しています。

新竹市客家会館 內部

展覽の中には多くの市場でよく見られる客家の伝統料理があります。例えば、客家鹹菜(客家の漬物)、桂竹筍など。たくさんありますが、それらは先日訪れた関東市場の中で見たものばかりです。まるで何万冊もの書物を読み、何万マイルも旅したかのような重みを感じられます。

観光スポット情報
新竹市客家会館
  • 住所|〒300新竹市東区関東路23巷1之1号4階
  • 連絡先電話|036661890
  • 営業時間|每日 09:00–17:00、月曜休み
  • オフィシャルサイト|ここをクリック
風空開山伯公
高鉄も道を譲った300 年の歷史あるクスノキと伯公廟:風空開山伯公

人々は「客家の人々がいるところには伯公信仰がある」とよく言います。この金山面の旅の最後には、賑やかやな関東市場を離れ、風空山丘の高鉄線路そばにある「風空開山伯公」を訪ねましょう。ここの伯公廟は地元の客家の人々の生活を見守っています。背後のクスノキはさらに悠久の歴史をもち、市内で一番古いクスノキの一つで、すでに300 年の樹齢をもちます。

風空開山伯公 正面

かつて高鉄の建設が行なわれていた際、伯公廟とクスノキが工事ルート上にあったことから取り壊される運命にありました。しかし郷土史研究家と政府機関が共同で努力した結果、高鉄は路線を変更することになり、伯公廟とクスノキという三世紀続く風景は守られました。同時に高鉄はこれに関連した広告を撮影し、宣伝しました。いわば、建設、環境、客家文化がミックスしたベストな例と言えます。

観光スポット情報
風空開山伯公
  • 住所|24.764606, 121.029008 (googleで直接 「風空開山伯公」と検索ください)
  • 営業時間|24 時間開放
  • オフィシャルサイト|ここをクリック

3-4. 時代の積み重なりと厚みのある文化:竹北の客家文化と伝統家屋の保存エリア

			インスタレーションアート

竹北と言えば、大多数の人々はまず先に頂天のコンクリートジャングルを思い浮かべることでしょう。ここは繁栄した現代都市ですが、実はここも台湾の重要な客家集落の一つです。竹北市と新竹市東区は似ており、地元の客家文化は都市の産業の変遷や人口の流動とともに現代化された発展の流れに溶け込んでいます。このため、より深く探索することで、豊かな客家文化に気がつきます。幸運にも竹北には二ヵ所に客家建築と文化保存エリアがあり、行楽客の方は客家文化に接しやすく、より深く理解することができます。

六家古厝(伝統家屋)群
林氏家族の繁栄と客家文化の保存:六家古厝(伝統家屋)群

竹北の発展と言えば、林氏家族について取り上げずにはいられません。彼らは 18 世紀半ばの早い時期に六家 (旧名六張犁)地区を開墾し、六張犁圳を修繕し、集落を建てました。その後、林爽文事件が起こると、彼らは義民軍を組織し、事件を収めるのに協力しました。これは林家一族の勢力が非常に重要であることを示しています。現在、林家の子孫はすでにここには暮らしていませんが、当時の古厝(伝統家屋)群は現在も完璧な状態で竹北六家民俗公園の中に保存されています。

林家祠

六家古厝群を訪れると林家のかつての開墾の歴史や繁栄を理解することができます。同時にこうした建築群から林家が地元でどれほど重要な地位にあったかが見て分かります。たとえば「林家祠」は林氏の先祖を祀っていますが、林家一族の客家人にとって重要な場所でした。祠堂の正面ホールの「燕尾脊」はかつて朝廷から冊封(爵位を与えられた)され、尊い地位を受けたことをはっきりと表しています。そして最も重要な「忠孝堂」は林氏の旧居で、建築には「正身五開間」という設計が採用され、客家定番の民家スタイルとなっています。

柴犬

ここには各老家屋にそれぞれの物語があり、客家の人々たちの歴史の断片が記載されています。老家屋の中に入ってみると、味わいに満ちた客家世界へ入ったかのような気分になります。時間の流れと文化の蓄積を感じられるはずです。

観光スポット情報
六家古厝(伝統家屋)群
  • 住所|新竹県竹北市16号
  • 営業時間|24 時間開放
展覽
百年続く客家の歴史の風華:新瓦屋客家文化保存区

林家の人々は海を渡って台湾へやってきた潮州人 (六張犁の林家)であり、彼らは竹北六家地区に敷地面積約 1.6ヘクタールの集落を建設しました。 これは忠孝堂を中心とし、「新瓦屋」と名づけられています。すでに 250 年の歴史を有します。この集落がやや特別な存在であるのは 1947 年に住民たちが「花鼓隊」を設立し、後に地元で有名なパフォーマンス団体になったことからで、郷土文化推進の旗手でもありました。新瓦屋集落も「風空開山伯公」と似たような運命をもち、高鉄建設の際に取り壊される危機に直面しましたが、郷土文化に携わる人たちが努力した結果、保存に成功しました。台湾で最初の客家文化保存区です。

土角厝

園内全体の建築は保存状態が完璧で、中には百年の歴史をもつ土角厝(日干し煉瓦の家)が二棟あり、現代的なビルの中で悠久の歳月と古き良き風情を醸し出しています。

土角厝

ここにあるどの棟も数十年の歴史をもつ文化財であり、往来する人々にとって悠久な歳月と風情ある客家の物語を伝えています。現在、新瓦屋園区全体は新竹県政府文化局により管理され、主に客家の伝統芸術活動を推進し、アーティストが暮らせるようになっています。百年続く客家の歴史と繁栄をさらに長く存続させています。

観光スポット情報
新瓦屋客家文化保存区
  • 住所|〒302新竹県竹北市文興路一段123号
  • 連絡先電話|036580651
  • 営業時間|24 時間開放
  • オフィシャルサイト|ここをクリック
4. 新竹市の客家集落ミニトリップ、旅行後の感想。
新竹景觀

新竹は私の人生において青春の風景にあたります。この土地を再び遊びに訪れると、この都市に対する視界が開きます。街の隅々で、見慣れているけれども新鮮さを感じ取ることができます。通りの突き当りまで散歩すると、悠久で厚みのある文化を感じられます。古い家並みを眺めると、客家の人々の忍耐強さや知恵が静かに語りかけてきます。喧噪のマーケットを歩くと客家の飲食と日常が繋がってきます。

新竹市客家会館

客家文化は新竹の魂のような風景であり、この土地ではかつて無数の物語が織りなされ、一滴一滴が土地の感動的な物語を形成してきました。さあ、皆様もこの街を歩きましょう。今回は私たちと一緒に新竹を歩くことで、この都市の中の客家文化について学ぶことができたはずです。

果子の足跡
果子の足跡

この創作は 2016 年に始まり、ハイクオリティな写真とテキストを使用し、世界旅行の足跡を人々と共有しています。

「言語と文章」が読者の認識に及ぼす影響を研究することに集中し、「文化」関連の議題を深く掘り下げています。

すべての記事はディープな内容でありながら分かりやすい文章となっています。
これまでに仙台や山形の観光大使を務めたことがあります。創作の内容は台湾の田舎旅や日本のディープな旅行、世界旅行の攻略法などがメインとなっています。

《痞客邦社群金典賞》を受賞したことがあり、自分の文字とカメラを通して読者がこの世界を知るきっかけになってほしいと願っています。

最終更新日:2024-09-10
返回頁面頂端 智慧客服