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客庄小旅行

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新竹北埔 | 文化遺産が林立し、伝統的な美食を楽しめる客家の小さな街を巡礼

作者 : Dribs & Drabs
新竹北埔

新竹にある伝統的な客家文化を残す小さな街、北埔。休日になると非常に賑やかになります。これほどまでに行楽客に愛されるのは、四方を山に囲まれ、秀麗な風景と伝統的な客家文化を楽しめるからです。私は静かな石段を通り抜けたり、古跡が林立する賑やかな老街(古い家並み)を眺めたり、花の香りが満ちる茶館でひと休みし、北埔特有の擂茶文化を体験したりするのが大好きです。この魅力溢れる小さな街は老街(古い家並み)以外にも、数多くの美しい大自然の景観スポットを有し、神秘的な雰囲気の滝や珍しい一線天歩道があります。歴史や文化、自然が集結した小さな集落、北埔を心から愛する私から見た魅力を皆さんに分かち合いたいと思います。


北埔老街 | 文化財の密度が最も高い老街(古い家並み)
慈天宮
慈天宮
慈天宮

北埔老街は北埔の信仰の中心である「慈天宮」から始まります。ここは二百年近い悠久の歴史をもちます。その昔、漢人がこの地を開墾した際、まずは寺廟を建てましたが、これが北埔の住民にとっては重要な生活の一部となっています。慈天宮は北埔老街の始まりに位置し、ここを中心に左右に多数の屋台や店が連なっています。老街はいずれも老舗で、チェーン店は一つもありません。ここで販売しているのは干し柿やお餅、粄條(米を原料とした太麺)、草仔粿(草餅)などの客家の伝統的な美食です。思わず食指が動いてしまうような客家料理のレストランもあります。老街をゆっくり歩くと、特別な現象が見られます。それは数歩歩くごとに文化財に出合うことです。二百メートルほどの短い通りには七つの文化財があり、その密度は台湾一と言えます。慈天宮はその中の一つです。その他の文化財については下記の紹介をご参考ください。

北埔老街
北埔にある素朴な小さな路地

北埔はもともと軍事防衛のために開墾された土地でした。建物は敵に対抗し、防御するのに役立つように集中して建てられており、狭くて小さな路地を通り抜けることになります。小さな路地には車の喧騒がなく、商業的な雰囲気もなく、ただ歴史の光と陰の跡が残るのみです。慈天宮の後方から小さな路地を探索し始めることができます。古い建築の多くは整理、リニューアルされ、さらに味わいがあるものとなっています。毎回、北埔を訪れるときにはここを通り抜けます。客家の人々の昔の暮らしが垣間見られるので大好きな場所です。

な小さな路地
な小さな路地 風景
観光スポット情報
慈天宮
  • 住所|新竹県北埔郷北埔街1号
  • 営業時間|06:00 - 19:00

姜阿新洋館 | 北埔茶葉の発展の盛衰
姜阿新洋館
姜阿新洋館 屋頂

北埔の多くの文化財は姜氏家族と密接な関係があります。天水堂、姜氏家廟、姜阿新洋楼はすべて同じ通りの上にあります。姜氏は新竹の名家の一つで、清国時代は北埔周辺を開拓していた一族です。百年来、数多くの風雨を経て、新竹の経済、教育に深遠な影響を与えてきた存在でもあります。姜家の歴史において最後の一大作品はおそらくこの洋館です。公視ドラマの「茶金」を見たことがある方ならご存知かもしれないですが、茶金は1950年代を舞台にした北埔の茶葉の盛衰を伝えるテレビドラマです。茶虎と呼ばれた姜阿新に関する史実をアレンジした物語です。多くの場面はこの洋館で忠実に撮影されています。

姜阿新洋館 門口
姜阿新洋館 內部
姜阿新洋館 茶罐

「茶金」の物語が好きな方はガイド予約して内部を見学することをおすすめします。洋館の内部や外部のデザインの見どころのほか、遠い昔の物語の世界に引き込んでもらえます。ガイドの最後には姜阿新の後世が洋館の中で撮影した記録フィルムが上映され、その内容に感動を覚えるはずです。茶葉が金よりも貴重だった時代から第二次世界大戦を経て、海外への売れ行きが良かった茶葉は一瞬にして販路を絶たれました。時代が変わり、家は破産し、洋館は抵当に入れられて売却せざるを得なくなりました。半世紀後、姜家の子孫は資金を集めて家を買い戻し、祖父の苦労とやり遂げられなかった夢を買い戻し、姜家の誇りを取り戻しました。

観光スポット情報
姜阿新洋館
  • 住所|新竹県北埔郷北埔街10号
  • 電話|03-5803586
  • 営業時間|水曜~日曜:10:00~12:00 13:30~17:00(月曜、火曜休館)

忠恕堂 | 文人雅堂
忠恕堂 門口
忠恕堂 攝影
忠恕堂 內部

 1922 年に建立された忠恕堂は築 100 年を迎え、最近、修繕された後の姿が公開されました。ここは清朝末期、北埔で最初に科挙に合格した秀才、曾学熙の息子によって建てられた建築です。中華式と西洋式を融合したスタイルで、入り口そばには美しいバロック様式の門があり、その独特な外観に誰もが惹きつけられるはずです。内部は伝統的な三合院住宅で、外壁や屋根の棟や梁など、どれも精緻な細工が施されています。当時の代表的な文人邸宅でした。

観光スポット情報
忠恕堂
  • 住所|新竹県北埔郷公園街20号
  • 電話|03-580-4216
  • 営業時間|土曜、日曜 10:00~17:00

客家擂茶文化 | 廣福茶坊
廣福茶坊
廣福茶坊 擂茶
廣福茶坊 風味餐

北埔は「擂茶」で知られています。北埔を訪れるほとんどの観光客がこのお茶を飲みます。擂茶はもともと客家の人たちがゲストをもてなすための飲み物で、主な材料は茶葉、ゴマ、ピーナッツなどのナッツ類です。これらを粉状にすり潰した後に熱い湯を加えて飲みます。濃厚な香りに加えて、爽やかな風味が喉の渇きを癒やしてくれます。さらに脾臓を強化し、胃に優しく、長寿をもたらす効果があると言われています。客家の人々の間では擂茶を飲むのがとても流行っています。昔は朝10時と午後3時に擂茶を飲む習慣があり、擂茶を飲む習慣がある高齢者の方はほとんどが長生きされています。現在の栄養学の観点から見ると、粉末状にした後の緑茶にはビタミンCが豊富に含まれており、ピーナッツやゴマなどのナッツ類は栄養価が高く、粉末にすることで体に吸収しやすくなっています。ヘルシーで栄養価の高い食品です。急いでいない場合は、擂茶文化を体験できる茶店を見つけることをお勧めします。これは材料をすり潰すことから始めますが、油が出るまですり潰さなくてはならないので、時間と労力がかかります。擂茶を作る伝統的な作業の大変さを体感できます。

観光スポット情報
廣福茶坊
  • 住所|新竹県北埔郷北埔村秀巒街37巷2鄰10号(樹林の駐車場の向かい)
  • 電話|03 580 4543
  • 営業時間|10:00 – 18:00 水曜定休

美味しい客家料理 | 青青好農食
青青好農食
青青好農食 美味しい客家料理

北埔老街には客家料理レストランがあり、老街は客家料理の香りが充満しています。中でも、地元に戻った青年たちが始めた「青青好農食」は北埔周辺でもかなり評判が高い客家料理レストランです。ここは食事環境が優れているだけでなく、土地に優しい新鮮な果物や野菜、小規模農家の平飼いで育てられた卵、オーガニック栽培された香り豊かな米を使用し、伝統的で美味しい客家料理を作り出しています。

観光スポット情報
青青好農食
  • 住所|新竹県北埔郷南興街142号
  • 電話|03-580-3960
  • 営業時間|平日の営業時間 10:00 – 19:00 , 休日の営業時間 11:00 – 19:00

猴洞歩道 | 息をのむような一線天
猴洞歩道
猴洞歩道 風景
猴洞歩道 一線天階梯長廊

北埔は山々に囲まれ、数多くのハイキングコースがあります。中でも、猴洞歩道は広く知られた存在で、深い原生林に沿って設けられており、静かで優美な景色が見られます。最も特色ある景色は「一線天階梯長廊」で、そびえ立つ二つの岩壁の中に一人しか通れない隙間があります。岩壁は緑の苔で覆われており、古道の雰囲気が醸し出されています。狭い隙間に立って、緑の線を遠くに眺めていると不思議な感情が沸き起こります。大自然の美しさに衝撃を受けるはずです。

観光スポット情報
猴洞歩道
  • 登山口|五指山観音寺(金亀岩歩道入口)、受北宮(猴洞歩道入口)
  • 所要時間|約 2~2.5時間
Dribs & Drabs
Dribs & Drabs

旅行中の美しい楽しい思い出は時間の経過ととともに薄れていってしまいますが、写真や文字によってのみ永久に朽ちることのない思い出として残せます。ブログの名前である"Dribs & Drabs 點點滴滴(少しずつ)"はこうした意味を含んでいます。

私のことをWei/薇と呼んでください。旅行や撮影が好きな女性です。ブログ上の写真は私と夫が共同で撮影したもので、文章や写真編集、サイトデザインは私の創作によるものです。物事の美意識にこだわりがあり、これが私の生活の哲学となっています。

最終更新日:2024-05-17
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