
「聖蹟亭」とも呼ばれ、古屋の脇に佇む、1850年に建てられた細長い宝塔状の建築で、良好な状態で保存されています。この亭は、「文字を金のように大切にする(惜字如金)」という客家の精神を色濃く映し出す存在。文字が書かれた紙は決して粗末に扱わず、集めてここで焚き上げ、敬意を表すべきものと考えられてきました。塔は二層構造で、下層は字紙を焚くための空間、上層には文字を創り出した祖とされる「倉頡先師」と「文昌帝君」が祀られています。立ちのぼる香煙の中で、地域の文運隆盛を静かに見守り、学問と教化を尊ぶ客家の先人たちの優れた伝統を今に伝えています。
