秀姑巒渓はまるで青い動脈のように中央山脈と海岸山脈の間に広がる縦谷平原を曲線を描きながら流れています。ここは地理的に「瑞穂」というだけでなく、民族の移動や産業が根を下ろしてきた舞台でもあります。北には百年にわたる太鼓の響きがこだまする「富源・拔仔庄」、南には蜜のように甘い香りを放つ紅茶で知られる「舞鶴台地」があり、その間を繋ぐのが百年の歴史を誇る「黄金温泉」です。山と水、そして客家集落がともに描き出すこの土地の地図には、壮大な景観だけでなく、土地と人に纏わる数多くの心打つ物語が秘められています。