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客庄小旅行

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渡南古道&飛鳳古道

新竹県 關西鎮
遊歩道総延長
6.3 キロ
所要時間
2 時間 30 分
標高
119 ~ 399 メートル
難易度
ハイキング
路面状況
小石路、石板敷き路、土舗装山道、産業道路、アスファルト舗装路
天気
13 ~ 15 °C
降水確率
30 %
AQI
52 普通
日の出時刻
06:14
日没時刻
17:40

GPXファイルはHikingbookなどのアプリで開いてください

ルートと周辺スポットマップ
渡南古道+飛鳳古道360度動画

先ずはオンラインで映像のなかの「渡南古道+飛鳳古道」を歩いてみましょう!

ガイドツアー主催
新竹県関西鎮鄉土文化協会-邱美鳳 理事長
  • 予約方法:電話:+886-911-252772
ご注意
  • 渡南古道沿線はごく自然な環境ですので、トレッキング時には足元の安全にご注意ください
  • 飛鳳古道全長は5.3キロありますので、自身の体力に応じて区間を選択してください
  • 渡南與飛鳳古道途中にはトイレがありませんので、「飛鳳古道」に入る前には燥坑永和宮でトイレをお済ませください
  • 環境保護は一人一人の責任です。ゴミはお持ち帰りください

渡南古道について
遊歩道総延長
1.00 キロ
所要時間
30 分
標高
119~154 メートル
難易度
親子/一般
路面状況
小石路、石板敷き路、土舗装山道

「渡南古道」は上南片の住民が関西へ向かう際の主要な道路でした。古道出入口にある集落「上南片」と「渡船頭」から名前が取られています。距離が短く勾配が緩やかなため、トレッキング初心者に向いています。コースは多くが自然のままで、また百年に近い歷史もあり、民家のそばにひっそりと伸びるこの小道は神秘的な雰囲気をたたえています。

渡南古道
旅の攻略法
  • 「渡南古道」は「羅屋書院」、周辺の文化/歷史スポットとつながっており、親子で楽しみながら学ぶこともできます
  • 古道は80年ほど忘れ去られていたため、天然の二次林に覆われ、自然美が豊かです
  • 「渡南古道」沿線にはいくつもの故事陶柱(陶製の柱)があり、QR codeを読み取ると物語を聞くことができます
渡南古道とは
南山大橋

「渡南古道」は新竹県関西鎮にあります。全長はわずか1キロ程度。上南片住民はかつてこの道を通って渡船頭へ向かい、船で鳳山溪を越えて関西地区へ渡っていました。けれども南山大橋が掛けられたことで、「渡南古道」を行き交う人は稀になり、約80年もの間忘れ去られていました。そのため自然の樹木に覆われ、古人の入植開拓の跡をはっきりと観察することができます。

渡船頭伯公廟內

関西鎮の旧名「啣彩鳳」は、渡船頭伯公廟内の対聯「福敷啣彩鳳、徳庇渡船頭(啣彩鳳に福をもたらし、渡船頭を保護する)」に見て取ることができます。地形が、飛び交う彩鳳(セキセイインコ)に似ているとして、この美しい名がついたと言われています。往時、この地は産物が豊かで、「いつでも甕(かめ)から鹹菜(漬物)を取り出せる」として「鹹菜甕」とも呼ばれます。そのため「渡南古道」は「開運の道」と呼ばれることもあるのです。

渡南古道上的大象泥雕

「渡南古道」には荒れ果てた古い墓があり、墓のそばには、粘土で作られたゾウが立っています。地元の古老によれば、かつてこの地を開墾した梁家の人々はしばしば病に苦しんだため、墓を作る際にゾウの像を設置するよう、年長者が言いおいたということです。子孫が病に苦しむことがないよう守り、「太平」を祈る意味があったのです。

「渡南古道」に入る
渡南古道迎賓樹

南山大橋を出て「渡南古道」へ向かうと、入口には巨大なクスノキがあります。クスノキは両側にたくましい枝葉を伸ばし、あたかも両腕を広げて訪れる人々を迎えているかのようです。そのため「迎賓樹」と呼ばれています。

渡南古道入口處紅磚老房

「迎賓樹」を過ぎ、歩みを進めると赤レンガで作られた古い建物に到着です。ここには「渡南古道」とある陶板と「クスノキの細道」の標識が壁に貼り付けられています。脇の小道が「渡南古道」山道の入口です 。

渡南狹窄的土路

山道の前段は狭い自然の道です。幅は人一人が通れるほどで、草木が密生し手つかずの自然に囲まれており、しばしばチョウやトンボが見られますが、通行時には木の枝や藤の蔓などにぶつからないようご注意ください。

渡南被修復的手作步道

「渡南古道」は80年ほどの間忘れさられていたため、沿線には崩れて歩けないところもたくさんありました。現在見られる多くの区間は、2018年より「新竹県関西鎮鄉土文化協会」と「千里歩道協会」が協力し、手作業で修復したものです。

茄苳窩溪溝
茄苳窩溪溝

「渡南古道」の中程には「茄苳窩溪溝」があります。ここは渡船頭と南山社区の境界線にあたり、東側は渡船頭社区、西側は南山社区です。溝内には大小さまざまな丸石が転がっており、壮観な眺めです。

シチク
シチク

「渡南古道」は植物種が豊富で、標高が低い地域でよく見られるミツバビンボウヅル、繊維の強度が極めて高く、祭りでしばしば「灯篙」に用いられるシチク、栽培のため日本人が持ち込んだ大葉種のアッサム茶の木などが見られます。

故事陶柱(陶製の柱)
故事陶柱(陶製の柱)

古道沿線には南山社区が設置した故事陶柱(陶製の柱)が点在しています。柱上のQR codeを読み取れば、スマホで「渡南古道」と南山社区に関する物語を見たり、聞いたりすることができます。

おすすめの寄り道ルート
羅屋書院 百年アカギ、田中伯公廟、南山大橋 渡南古道 (南山大橋から渡船頭へ:所要時間:30分) 関西老街(旧市街) 牛欄河親水公園

※どちらからも出入り可なので、ご紹介したルートは反対側からも歩けます

周辺スポット
羅屋書院

「羅屋書院」は上南片集落にあります。「一堂四横」の大規模な三合院で、百年の歴史を誇る客家建築です。かつては集落内の大切な私塾でした。建物には精巧な手彫りの石彫、木彫、泥塑、刻字などが完全に保存されており、一つ一つが深い意味を有しています。

「羅屋書院」で最も大切とされた考えは、入口に掲げられた「為善最楽、積徳当先(善をなすこと最も楽し、先ずは徳を積め)」の八文字です。これは羅家が先祖代々伝えてきた人生訓なのです。

「羅屋書院」後方には山林があり、前方は開けた水田です。のどかで清々しい環境の中、ここではしばしばアートイベントが行われており、行楽客が一休みすることもできます。


田中伯公廟

「伯公」は客家文化における重要な信仰の対象です。「羅屋書院」前の水田中にある双伯公廟は少し珍しい廟です。この伯公廟はもともと田中伯公を祀っていました。けれども、近くの水圳伯公廟が台風で損壊したため、住民は田中伯公の許しを得て、水圳伯公を田中伯公廟にお移しし、いっしょに祀っています。


百年アカギ

南山大橋そばには樹齢およそ200年のアカギの木がそびえています。新竹県政府が管理する貴重な老木の一つで、高さは約14.8メートルあります。このアカギは、地元住民と深い心のつながりがあり、住民と上南片を守る守護神のような存在です。


関西老街(旧市街)

関西老街(旧市街)は素朴な町屋と赤レンガのアーチ型アーケードを残しています。近頃では多くの若者がUターンし、ここでユニークな店を開いており、クリエイティブな雰囲気がいっぱいです。老街周辺には日本統治時代の旧関西分駐所、台湾茶の繁栄を伝える「台紅茶業文化館」など見所が盛りだくさんです。


牛欄河親水公園

牛欄河親水公園は関西老街の近くにあり、自然豊かで、生き物が豊富。週末には多くの行楽客が散策を楽しんでいます。ここは著名な映画『我的少女時代(私の少女時代)』のロケ地にもなりました。牛欄河に掛かる東安古橋は、1927年に建造されました。非常に珍しい五つのアーチを持つ石造りの橋です。


飛鳳古道について
遊歩道総延長
5.30 キロ
所要時間
2 小時
標高
131~399 メートル
難易度
ハイキング
路面状況
小石路、石板敷き路、土舗装山道、コンクリート舗装路

「飛鳳古道」は内山の住民が物資を運搬したり往来したりする際の重要な交通ルートでした。今では登山道として、トレッキングのついでに鹿寮坑へ向かい、桐の花見をしたり、三元宮に参拝したり、石爺石娘などの名所を見学したりして、客家の民の文化と信仰に触れることができます。

飛鳳路段上有許多竹木
旅の攻略法
  • 「飛鳳古道」中段は抜群の眺めで、撫度山立善寺、錦山、馬関連峰などを遠望できる
  • 沿線では古い集落、古民家、茶亭、田畑など暮らしの跡が見られる
  • 日照が十分な区間にはカントンアブラギリの林が分布し、每年3-5月には桐の花見が楽しめる
飛鳳古道とは
飛鳳古道上新茶亭遺留下的柱子

かつての「飛鳳古道」は、関西と芎林鹿寮坑の間で天秤棒で物資を運んだルートで、沿線には天秤棒人夫の休憩に用いられた茶亭が何ヶ所かありました。古道脇には茶亭の一つ、「新茶亭」の残骸が今も残っています。

飛鳳入口百齡亭

古道北側入口の「百齢亭」は、この地の邱という姓の人が母親の百歲を祝い建てたものです。善行で徳を積むことで母親に廻向しようと、「百齢亭」で天秤棒人夫に茶を振る舞い、一息ついてもらっていたということです。

「飛鳳古道」に足を踏み入れる
飛鳳後期被拓寬為產業道路

「飛鳳古道」は飛鳳山群古道の一つです。百齢亭から十六份山までの北セクションと、十六份山から鹿寮坑までの南セクションに分かれ、総延長は約5.3キロ。自身の体力に応じて区間を選ぶことができます。古道はどちらからでも出入り可能です。

飛鳳入口藏身在百齡亭後方
飛鳳鵝卵石古道由挑擔者鋪設

北側入口は「百齢亭」後方の田畑に潜んでいます。入口を入って歩き始めると、しばらくしてきれいに整った丸石の道が現れます。ここは「飛鳳古道」で最も初期の区間で、総延長はわずかに200メートルほど。かつて天秤棒人夫が自分の歩幅で長さを測り、堅固で歩きやすいように敷いたものですが、それが今でも完全に残っているのです。手作業で道を整えた、古人の経験と知恵がうかがえます。

丸石区間に続いては、上り坂が続きます。この区間は狭く、しかも木陰が多い山林の小道でしたが、後に農産物を運搬する必要のため、路面を拡幅。さらにコンクリート舗装がされ、車両が通行できる産業道路となりました。

飛鳳沿途有古井

「飛鳳古道」では古井戸、ため池が見られますが、これらはすべて農業用灌溉施設です。ハンゲショウ、ヤマホトトギスなどの植物が観察される他、3月から5月にかけてはカントンアブラギリが花を咲かせ、雪のように白い花が咲き誇る光景に癒されるでしょう。

飛鳳古道上的老聚落
飛鳳可遠眺滿山桐花

「飛鳳古道」の中程には、何軒かの茶農家が集まった小さな集落があります。この付近では撫度山立善寺、錦山、馬関連峰などが遠望でき、別格の眺めです。「飛鳳古道」を歩き終えたら、「飛沙縦走」、「渡南古道」、鶏寮坑山などへ向かいましょう。トレッキングで身体を動かしながら、生態系の魅力に触れることができます。

おすすめの寄り道ルート
燥坑永和宮 飛鳳古道北セクション (百齢亭から十六份山方向へ:片道所要時間:1時間) 飛鳳古道南セクション (十六份山から鹿寮坑方向へ:片道所要時間:1時間) 鹿寮坑

※どちらからも出入り可なので、ご紹介したルートは反対側からも歩けます

周辺スポット
燥坑永和宮

燥坑永和宮は「飛鳳古道」北セクションの起点付近にあります。地方の挙人(科挙に合格した官吏)徐開禄が出資して建立されました。主祭神は三官大帝で、地元住民があつい信仰を寄せます。建物全体は質実でシンプルですが、内部の八卦形藻井(格子天井)は見事です。


鹿寮坑

「鹿寮坑桐花歩道」は新竹県芎林鄉にあります。桐の花見の名所で、3月から5月にかけては山を白く染め桐の花が咲き誇り、雪景色のようにロマンチックです。「鹿寮坑桐花歩道」は平坦で歩きやすい石板路で、歩道の最高点からは周辺に連綿と続く山脈を見渡せます。付近には三元宮、黄家三合院、石爺石娘などの名勝も点在しています。


交通手段の情報
車で
【渡船頭橋】
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【南山大橋】
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【百齢亭】
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公共交通機関
【渡船頭橋】

中壢駅か関西駅から「新竹客運5634/5637/5638/5639」に乗車し「石爺」下車後、渡船頭橋方向へ徒歩約500メートルで到着

【南山大橋】

中壢駅か関西駅から「新竹客運5634/5637/5638/5639」に乗車し「石爺」下車後、南山大橋方向へ徒歩約800メートルで到着

【百齢亭】

竹東、関西、龍潭、中壢から「新竹客運5634」バスで「苧子園」下車後、「竹25鄉道」を徒歩550メートルで「百齢亭」に到着

最終更新日:2024-11-27
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