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客庄小旅行

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鳴鳳古道

苗栗県 獅潭郷
歩道の起点
雲洞宮
歩道の終点
義民廟
遊歩道総延長
3 キロ
所要時間
1 時間 30 分
標高
229 ~ 509 メートル
難易度
ハイキング
路面状況
石段
天気
12 ~ 14 °C
降水確率
40 %
AQI
53 普通
日の出時刻
06:14
日没時刻
17:41
ルート
雲洞宮0.5km 関公亭(鳳来儀)0.3km 春風嶺 0.3km 怡然湾 0.2km 忘憂台 0.4km 装話亭 0.1km 情人谷 1.4km 義民廟

※どちらからも出入り可

※GPXファイルはHikingbookなどのアプリで開いてください

ルートと周辺スポットマップ
鳴鳳古道について

「鳴鳳古道」は苗栗獅潭鄉新店村と頭屋鄉鳴鳳村を通ります。整備が行き届いて歩きやすく、「台湾百大古道」の一つに数えられています。自然が豊かで、春には桐の花見の人気ルートとなります。生態系に対する学びを取り入れたり、家族揃って自然に親しんだりするのにぴったりです。

鳴鳳古道口
鳴鳳古道360度動画

先ずはオンラインで映像のなかの「小粗坑古道」を歩いてみましょう!

旅の攻略法
  • 雲洞宮の前方は視界がひらけ、周囲の山並み、苗栗市、後龍鎮の町並みが見渡せる
  • 「鳴鳳古道」には7ヶ所の代表的な観光スポット(「7-UP」と命名)とその案内板があり、トレッキング中は案内をたどることで進み具合を知ることができる
  • 日照が十分な区域にはカントンアブラギリの林が分布し、每年3-5月には桐の花見が楽しめる
ガイドツアー主催
「藍色小屋」主人-李業興:
  • 予約方法:電話:+886-925-882508
  • 料金:半日ツアー(約2-3時間)で2500-3000元,一日ツアー(約4-5時間)で4000-4500元
  • ガイドツアー上限:観光バス一台に限ります。エコツアーに最適な人数は15人前後です
ご注意
  • 出入口(雲洞宮、義民廟)にトイレがあります
  • 天候不良時や降雨翌日は滑りやすいので、トレッキング前には慎重にご検討ください
  • 環境保護は一人一人の責任です。ゴミはお持ち帰りください

鳴鳳古道とは
古道四通八達

「鳴鳳山古道」は四方八方に伸びています。「隘勇古道」、「延平古道」、「緑色古道」、「楔隘古道」等たくさんのルートがあり、かつてはここで、先住民と漢人との間でしばしば激しい衝突が発生しました。武力衝突の過去はすでに遠い昔となり、豊かな山林は原始の面影をたたえています。

「鳴鳳古道」はかつてサイシャット族が狩猟に使う道でした
情人谷石碑

「鳴鳳古道」はかつてサイシャット族が狩猟に使う道でした。後に黄南球などの漢人が入植したことで、サイシャット族はさらに山奥に追いやられ、「鳴鳳古道」は漢人が獅潭、頭屋などとの往来に使う重要なルートとなりました。

鳴鳳古道」と「偶来(Olle)小路」の友好歩道協定締結記念牌
「鳴鳳古道」と「偶来(Olle)小路」の友好歩道協定締結記念牌

「鳴鳳古道」と韓国「偶来(Olle)小路」第15号歩道は、2019年「友好歩道」協定を締結しました。台湾で初めて、海外とつながった歩道です。相互に設置した記念牌は、新鳳橋東側入口脇に立っています。

7-UP観光スポット
7-UP観光スポット

「鳴鳳古道」には代表的な観光スポットが7ヶ所あり、古道修復に携わったボランティアが「7-UP」と命名しました。「ボランティアの店」のほか、他のスポットはすべて古道の沿線上にあり、案内板も設置されています。案内板をたどることで、全体における自分の位置を確認できます。

情人谷
情人谷

「情人谷」は「鳴鳳古道」と「延平古道」の境界にあり、それぞれの生活圏への他のエスニックグループの侵入を防ぐため、かつてここには遮蔽物が置かれていたのです。ボランティアは、2本の溪流が合流するイメージで、このポイントを「情人(恋人)谷」と命名しました。

装話亭(写真出典:彭宏源老師)
装話亭(写真出典:彭宏源老師)
忘憂台
忘憂台

「装話亭」は上り坂にある東屋ですが、老朽化した構造物は倒壊の危険があるため、ここでの休憩はおすすめしません。「忘憂台」は路傍の開けたスペースです。1946年、椅子のように腰掛けることができる石を住民が付近で発見し、それをここに運びました。周辺には腰を下ろせる石ベンチがたくさんあり休憩にもってこいです。

怡然湾
怡然湾

「怡然湾」と「春風嶺」はともに古道がカーブしている場所にあります。天気が良い日にここを歩けば、そよ風が感じられ、「怡然(快適)」な心地がするでしょう!「鳳来儀」は別名「関公亭」。見晴らしが最高の高所にあり、ここでの休息は眺めも楽しめます。

「ボランティアの店」は古道調査に参加したボランティアが建てた小屋です。当時はここで飲み物や食べ物を販売していましたが、現在は営業していません。赤い外観の簡単な建物があるだけです。

ボランティアの店
ボランティアの店
変化に富んだ生態系
裝話亭 (照片來源:彭宏源老師)
忘憂臺

「雲洞宮」から「関公亭」にかけてはショウナンボク、フウなどの樹木が生い茂っています。「関公亭」から「春風嶺」にかけてはカントンアブラギリが分布し、每年3-5月には多くの花見客が訪れます。「春風嶺」、「怡然湾」からのルートは林相が整った国有林で、多様な植物種が見られます。また全体では、クスノキ類、アカギ、シダ類などの典型的な渓谷植物が繁茂しています。

ここでは飛び交うチョウが見られ、さわやかな鳥のさえずりも聞こえます。水が清らかで自然がよく守られているため、魚類の生息数も多く、初夏には両生類やホタルも現れます。


おすすめの寄り道ルート
鳴鳳古道 (雲洞宮から義民廟へ:片道所要時間:1時間30分) 新鳳吊橋と藍色小屋 獅潭河浜公園 獅潭老街(旧市街)

※「鳴鳳古道」はどちらからでも出入りでき、ご紹介したルートは反対からたどることもできますが、義民廟から雲洞宮への道は多くが上り坂なため片道所要時間は反対ルートより長く、約1時間50分になりますので、注意が必要です

周辺スポット
雲洞宮

「鳴鳳古道」の西側登山口は雲洞宮後方にあります。付近にはもともと私塾がありました。1885年、そこで教えていた黄水生が神の啓示を受け、ここに「恩主公廟」を建立したのです。後に草創期のこの廟に地元信士が関聖帝君を祀るようになりました。日本統治時代には涂保財などが修復を発起しましたが、当時の統治者である日本人の同意が得られず、開台聖王鄭成功を祀るようにして、修復はようやく許可されました。これも雲洞宮が開台聖王廟と別称される所以です。

雲洞宮は高所にあり、廟の前方には見晴台があります。ここからは周囲の山並み、後龍鎮と苗栗市の町並みを見渡すことができ、天気が良ければ地平線と台湾海峡を遠望できます。


新鳳橋と「藍色小屋」

「鳴鳳古道」東側登山口脇には、新鳳橋という名の新店溪に掛かる吊橋があります。新鳳橋西側には二つのオブジェ、「樟之昇華」と「19世紀世界一周した樟脳分子」があります。これらは「ロマンチック台三線芸術祭」に出展された作品です。吊橋の東側出口脇には「藍色小屋」があり、ここでは予約の上、環境文化教育に関する講座を受講することができます。


獅潭河浜公園

新鳳橋から徒歩2分で獅潭河浜公園に到着です。獅潭の開墾者である黄南球を記念するため、ここには氏の銅像が設置されています。公園内の巨大な木魚も「ロマンチック台三線芸術祭」に出展された作品です。黄南球の部下である羅成を記念しようと創作されました。羅成は晚年、過去の殺戮行為を悔いて出家しました。木魚は心の安らぎを象徴しているのです。


獅潭老街(旧市街)

獅潭老街は新店老街とも呼ばれます。ここで有名なグルメは鹹水粄(台湾語では「碗粿」)、仙草ゼリーなど。他にもたくさんの地元の食堂が軒を連ねています。老街内の「神農小舖」は獅潭鄉農会(農協)の経営です。仙草茶、コーヒー、農協や漁協の特産品などを販売しています。老街内には「神秘の小道」があります。かつては住民が川のほとりに洗濯へ行くための近道でしたが、現在ではペインティング壁画を撮影しようと多くの行楽客が詰めかけています。付近には、客家の民家を改修して設置された「獅潭村史博物館」があり、獅潭に関する絵ハガキ、古い写真、書籍、文物を保存しており、客家文化の特色を展示しています。

老街近くにある獅潭教会は1873年に開かれました。馬偕(マッケイ)牧師の台湾における宣教活動において最初期に設置された教会の一つでしたが、1935年地震で倒壊。現在の建物は後に再建されたものです。当時、馬偕牧師が住民のために抜歯を行なった場所は、教会近くの樹齢百年に近いリュウガンの木の下でした。現在は壁画で当時の抜歯の様子を伝えています。


特色ある伯公廟

獅潭老街近くには「楓樹伯公廟」と「豬(豚)皮伯公廟」という二つの伯公廟があります。楓樹伯公廟に祀られているのは小さな石の伯公ですが、脇に樹齢百年に迫る楓樹(フウの木)があるため、このように呼ばれるようになりました。「豬(豚)皮伯公廟」の由来は、日本統治時代に遡ります。物資不足を補うため、ここでブタの皮を煮込み、干した後、軍事上の必要に供するための革靴の材料を作っていました。そのためここは「豬(豚)皮伯公廟」と呼ばれるようになったのです。

交通手段の情報
車で
【頭屋雲洞宮古道口】
google map
公共交通機関
【獅潭義民廟古道口】
苗栗駅から「新竹客運5657」バスで「獅潭」下車後、徒歩約4分で到着
最終更新日:2024-11-27
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